**白雅**
●楽団構成
この世界では楽団といっても、国がかえになると
その地位はかなり高く、また入団も相当難しくなります。
それは「楽」が政の一端を担っているためで、
特にカイ国は其の傾向が強く、質は三国一とされています。
幼少の頃から入団し、生粋の楽人になる者が主ですが
中途入団も許可されており、ティンファはその部類。

「白雅」は1:舞楽(舞)、2:奏楽(楽器)、3:唱楽(歌)の3組で
編成されており、国の行事で彼らが必要になります。
因みに、ティンファが出した扇は、楽団に入った時
支給されるもので、入社祝いみたいなもの。
そしてそのデザインは、友人にお願いして作ってもらいました(笑)。
(私はデザイン系がさっぱり苦手なもので。)

余談ですが、ティンファが腰に巻いてる鎖状の鞭は、
実際中国の武器としてあり、体に巻きつけて携帯することもある
ようですが、女性が腰に巻いて街を闊歩するかどうかは・・・
怪しいところです(汗)

●舞の話

*陵王の舞・・
雅楽の「蘭陵王」が元になってる設定です。
(古代中国に同名の王がいて武勇才知に秀でていたが、
顔が美しいため、叱咤激励しても士気が上がらない。
なので、強面の面をつけて戦に臨んだ所大勝を収めた・・
という逸話を元に作られた舞らしいです)
蘭陵王を舞う際につける面には竜が抱かれているため
これを雨乞いの舞とするところもあるようです。

*四方を固める・・
神楽舞が元になってる設定です。陰陽五行説というやつです。

*「北に向かい・・」・・
これも陰陽五行説です。
北の方角は、木火土金水にあてはめると「水」に当たります。
「雨乞い効果」に伴って、こんな効果が出たというのが
天泣讃歌内での話になります。

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